久しぶりのジャンクレンズです。
メチャクチャ汚いトキナーの70-210mm f4.5 たぶんAF745です。
1993年から1年間だけ販売されたレア物です。
2週間ほど前にジャンク箱に有るのを見つけていたのですが、この焦点距離レンズは持ってるし、普通なら買わないのですが・・・今日また目が合ってしまったんです。
運命を感じてしまいました、気が付いたら右手に握りしめていましたよ。
110円だったしねぇ(^o^)
とりあえず、お店の駐車場で110円トキナーを試し撮りです。
分かってはいましたが、これは・・・酷い!
オートフォーカスや絞りの作動はOKなんですけどねぇ
レンズが酷く曇っているのは確認済みですが、今までのジャンクレンズで一番ボヤッとしてるかも?
復活させる自信がないなぁ(´・ω・`)
まぁ、110円だからこんなもんでしょう。
問題は、ここからどれだけ遊べるかですよ(^_^;)
レンズの分解掃除を試みます。
カビだとなかなか取れないので曇ってるだけだと良いのですが、バルサム剥がれだったら最悪だなぁ〜
レンズを確認すると曇が酷いのは絞り羽よりも前側のようです。
では、前玉から分解をしてみます。
フォーカスリングのイモネジ3個を外して前に引っ張るとポコッと外れました。
二番目のレンズはヘリコイドに付いてますのでクルクル回して外します。(ヘリコイドは戻すのが大変なんですよねぇ)
レンズ内側がかなり曇ってました、最初は優しくフキフキしていたのですが埒が明きません、無水アルコールでゴシゴシ拭いてみます。
傷が付いたかも?でも、曇ってるよりはマシです(^_^;)
次は2群目のレンズ、こちらもかなり曇ってる。
先ずはレンズを外すための武器を作ります。
作り方は、100均で見つけた融着テープをレンズ止めリングの外形に近い筒に貼り付けるだけ、後は押し付けながらグイッと回せば外れます。
今回はソケットレンチのBOXを使いました。
ダメですね(ToT) 内側が汚れてます。
カニ目レンチは持ってないので、いつものようにノギスで外します。(ノギスを作っている人が泣いちゃうような行為ですね、ゴメンナサイ!)
無水アルコールで拭いたら、だいぶ綺麗になりました(^o^)
ここから先は酷い曇が無いようなので分解はここまで、届く範囲を綿棒に無水アルコールを付けて拭きました。
最初の状態よりはだいぶ綺麗になったみたいです。
では、試写ですよねぇ
そう言えば、適当に分解、組み立てをしたから無限遠が出ないかもなぁ?
手前はオートフォーカスで大丈夫なはずですがね!
電柱を70mmと210mmで撮影してみました。
思っていたよりも良い感じ、購入後すぐの撮影のような曇りはありません。
気を良くして遠景を撮影してみます。
やっぱり多少ボケてるかな?
でも、フィルム時代のレンズだからこんなものかも知れません。
いつものカエルも
10メートルくらい先のカエルです。
110円のレンズでこれだけ遊べれば十分でしょ?
そう言えば、このレンズはズームをしても長さが変わらないし、ピントリングも付いていません。
AF専用のレンズみたいです。
f値も4.5通しで変わらない、ちょっと不思議なレンズです。
何だかんだで今回もメデタシメデタシ!
大満足です\(^o^)/